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主婦時々宗家 nobusouke.exblog.jp

舞は楽し、のほほん主婦


by のんのん

時間との闘い(スットコ旅最終日)

大仏様や正倉院、ウーンウーン。あれは修学旅行だったか父の納骨で祖母、叔母、母の強烈母系トリオと京都に来たついでに奈良に来た時か、首をググイと反らせて大仏様を見上げた様な記憶がある。ここは涙をのんで西の京へ。薬師寺、唐招提寺に向かってバスに乗る。はー、なんて長閑な街並み。しばらく行くと、はるか向こうに山並みが。えっ?あそこ迄行くのん?ジ、ジカンがな〜い!と思いきや、ククイと曲がり最寄りのバス停。

唐招提寺へ行く皆さん、『唐招提寺東口』で慌てて降りてはなりませぬ。その次で降りれば目の前ですけん。キョロキョロと見回っておりますと、数人の奥様方に遭遇。上品な語り口で何やらお話し中。ほーほーと尻尾に付いて行きますと、背の低い門の入り口に思い切り頭をぶつけました。撫で撫でしながら尚も付いて行きますと、趣きある竹垣の中へ。そこで一人の奥様から声を掛けられ、「まことに申し訳ないが、ここから先は法要の席」との事。あらら、スミマセンと引き返す一幕も。はい、観光客ではなく地元の人達でした。

ここでもお上りさん全開で写真を撮りまくり、足が痛いのを忘れ薬師寺まで歩きました。その道中の家々が、これ又趣きあって、寺の様な門構えや築地塀の古びた様までが、この地に馴染んで暮らす人々の心を見たような気が致しました。悠久の地、奈良で御座います。

by ha-na-fu-ji-no-bu | 2016-05-21 18:09 | 旅日記 | Comments(0)